秘密の片思い
愛は仕方なくバッグを手にして立ち上がった。


祐一郎と食事をしてちゃんと言うのだ。


2人は近くの和食の店に行った。






「愛、今週の土曜日に俺の両親に会ってくれないか?」


会話の進まない食事が終わりお茶を飲んでいる時、祐一郎が言った。


「祐・・・・」


「まだ付き合いは浅いけど結婚するなら愛としたいんだ」


「・・・あたしは祐を裏切ったって言ったよね?結婚なんて出来るわけないよ ごめんなさい」


愛は頭を下げた。


「その事はもう話さないでくれないか すでに終わった事だ」


祐一郎が怒った顔になる。



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