秘密の片思い
「びっくりしちゃって・・・」


顔色の変わった愛に涼子はなんていってよいか分からなかった。


「・・・・うん 涼子、あたし大丈夫だから」


「でもあの雑誌はうちの会社でも低俗な話を扱っているんだよ?」


週刊ゴシップは今まで愛が仕事をしていたファッション関係とはまったく違う。


風俗や芸能人のゴシップ、スクープネタを扱った雑誌だ。


「つべこべ言ってもどうにもならないわ 文句があるなら辞めなさいって事でしょ?」


愛は涼子に微笑んだ。


「編集長にはがっかりしたわ」


涼子は妙に割り切っている愛を意外に思った。


「所属は違っちゃうけどランチしようね?」


愛はにっこり笑って言った。



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