秘密の片思い
翌日、愛は一日中パソコンに向かっていた。


おとといのラブホテル特集の記事を書いている。


週刊ゴシップとサンウォーク誌では年齢層が違う為にどんな文にしていいか困っていた。


一度書き上げたものを君島編集長に見せると文章がへたくそだと言われた。


(どんな文章にしたらいいのよ)


なにしろラブホテルに行ったのは初めてだったから圧倒されたし戸惑った。


(あんなに色々な部屋があるなんてビックリした)


「はぁ~」


思わずため息が漏れると由奈がコーヒーを持ってやってきた。


「お疲れ様です」


愛の机にマグカップを置いた。


「ありがとう」


愛はお礼を言って一口飲んだ。



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