秘密の片思い
愛はいつもと違う寝心地にハッと目を開けた。


腰の辺りが重いな・・・と思ったら郁斗の腕が腰に置かれている。


隣には郁斗がこちらを向いてうつ伏せで眠っていた。


規則正しい寝息でぐっすり眠っているようだ。


(郁斗・・・)


薄い上掛けが郁斗のウエストの位置までずれていて綺麗に筋肉がついたアスリートの背中が目に入る。


(・・・・自己嫌悪・・・・会ったばかりでしちゃうなんて・・・どうしてあたしと寝たの?郁斗・・・)


考えるほど気分が落ち込んでいく。


郁斗を起こさないようにそっと腰に置かれている腕を外すとベッドから抜け出した。





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