秘密の片思い
その後、スムーズに車は駐車スペースに停められ、郁斗は愛に先に部屋に行っているように言い鍵を渡した。


「ちゃんと発表してくるな」


「わかった　じゃあ、先に行ってるね」






エレベーターを降りた所で日菜と千波にばったり会った。


「愛ちゃん！ビックリしたよ」


日菜が目を真ん丸くして驚いている。


2人は出かけようとエレベーターを待っていた。


「郁斗は？今日、打ち合わせって聞いていたけど？」


千波が一人の愛に聞く。


「下にマスコミがいて・・・」


「あぁ・・・インタビューを受けているのか」


千波は察して微笑んだ。


「日菜、お出かけ？良かったね？」


「買い物に行ってくるね　そうだ、今日の夜、うちで食事しない？」


日菜は愛に言ってから同意を得るように顔を上げて千波を見る。


「ほんと？郁斗に聞いてみるね？戻ってきたらメールするから」


愛がにっこり笑って言うと2人はエレベーターに乗って行ってしまった。



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