秘密の片思い
結婚式当日は秋晴れにふさわしい良いお天気に恵まれた。


愛は前日から実家に泊まり、家族と一緒に朝倉ホテルへ向かった。


朝食を食べていると父親は緊張しているように見えた。


バージンロードを一緒に歩き、郁斗に愛を引き渡すのが心配らしい。



郁斗の方はさっぱりしたもので別々にホテルへ向かった。


父親の運転する車でホテルに着くと家族と離れメイクルームに愛は入った。


プロの美容師が愛のメイクと髪をセットしていく。



「とてもおきれいですわ~」


まだドレスは着ていないが丁寧にメイクされた顔はこれが自分?と言うほどきれいになっていた。


「これでウエディングドレスをお召しになられましたら完璧ですわ」


鏡を見て驚く愛に美容師がにっこり笑った。



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