秘密の片思い
「愛、お腹空かないか?」


「もうっ・・・結婚にひたっていたのに」


笑いながら怒ってみせる。


「はいはい 食事をしながらな?」


愛の頬に軽くキスを落とすとベッドから抜け出した。


愛もベッドから出ると郁斗の後に付いて行く。


* * * * *


部屋の中は薄暗くロウソクの灯りが目に入る。


そのロウソクはダイニングテーブルを照らしていた。


ダイニングテーブルに用意された食事と演出に愛は目を真ん丸くする。


「おいしそう!郁斗ありがとう 郁斗ってけっこうロマンチストだったんだね?」


にっこり笑って言うと郁斗は照れを隠してぶっきらぼうに愛が座るイスを引いた。




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