秘密の片思い
「おはよう、愛」


顔を上げると涼子がにっこり笑みを浮かべて立っていた。


「涼子、おはよう」


なにか聞きたそうな笑顔を無視してパソコンの電源をつける。


「ねえ、昨日どうだったの?彼カッコ良かったよね~ 彼の目と合っただけでドキドキしちゃった。一緒にお酒飲んだんでしょ?お酒は強いの?」

矢継ぎ早に涼子に聞かれて愛は適当に答えた。


「久しぶりに会ったから楽しかったよ」


「本当にそれだけ?なんか親しげな感じだったけど?」

愛の言葉に不満げな涼子だ。


「高校の時に何度か遊んだから懐かしかっただけだよ」

何かをかんぐるような涼子に笑みを見せた。






「愛、涼子、編集長がお呼びよ」


そこへ編集長が2人を呼んでいると同僚が傍へやってきた。





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