秘密の片思い
「行ってらっしゃい」


愛は背伸びをして郁斗の唇に触れるだけのキスをした。


「行ってきます じゃあ、気をつけて来いよ?国立競技場はすごい人だからお腹をぶつけられないようにな?」


本当に愛を来させてしまって良いものか・・・郁斗はまだ心配していた。


言われるままにチケットを3枚取って失敗だったと後悔していた。


「郁斗、大丈夫だから あたしの心配なんかより絶対に勝ってね 約束だよ?」


絶対か・・・・。


厳しい注文に郁斗は苦笑いをした。


「全力を尽くすと約束するよ」


約束して郁斗は出かけた。


郁斗の後姿に愛は心細さをなぜか感じてしまった。


また後で会えるのに・・・。




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