秘密の片思い
郁斗は愛車のアルファロメオを走らせていた。


携帯がないのは困るな・・・・。


休みの日に買いに行くか。


運転をしながらそんなことを考えていた郁斗だった。



* * * * * *



静かにドアを開けると愛はベッドの上に身体を起こし雑誌を読んでいた。


サンウォーク誌だ。


集中をしているのか郁斗が入っても気づかない。


ベッドの端がいきなり沈み込んで愛は顔を上げた。


「ぅわっ!ビックリしたよ!お帰りなさい 気づかなかった」


「そんなに夢中になって読んでたのか?」


「う、うん」


郁斗が覗き込もうとすると愛はパタッと雑誌を閉じた。




< 469 / 646 >

この作品をシェア

pagetop