秘密の片思い

苦しみ

どこをどうやって帰ってきたのかわからないが、いつの間にかマンションへ戻ってきていた。



ダイニングテーブルのイスに無気力に座っていた。







インターホンを郁斗は鳴らしてから鍵を開けて玄関へ入る。


電気がセンサーでパッと点き明るくなる。



ガサッ


「痛てっ」


硬い物を蹴ってしまう。


「?」


下を見ると買い物のビニール袋から物が飛び出していた。


「愛!?」


いったい・・・・?


こんな所に放りっぱなし。


郁斗は嫌な感じがしてリビングに急いだ。






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