秘密の片思い

懐かしい場所

千波の手配でマスコミにばれずにニセコの朝倉ホテルに到着した。


「疲れただろう？」


「少し・・・」


着くまではずっと緊張していたから肩が凝った感じだ。



部屋に入った愛は首をぐるっと回す。


「あさって兄貴たちが来るから久しぶりに遊べるな」


郁斗がダークブラウンのサングラスを外してテーブルの上に置く。


一応、朝倉　郁斗だとばれないようにサングラスをかけていた。


が、身長が高いし立っているだけで目立ってしまうのでサングラスは役に立たないのかもしれない。


だが、千波が車や飛行機を手配してくれたおかげでなんとかばれずにここまで来られた。



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