秘密の片思い
「本当に?」


にこっと嬉しそうだ。


「ああ」


郁斗は愛の顎に手をやると上を向かせる。



顔を傾け愛の唇にキスを落とす。



外気に触れていた愛の唇はまだひんやりしていた。



* * * * * *



日菜たちが来る間、2人はスキーをしたり部屋でゲームをしたりゆっくりと時間が過ぎていく。


郁斗が一人でゲレンデに行く時はスノボになる。


夜になると、あの大きな木に電飾されたクリスマスツリーを眺めながらビールを飲んだりする。


サッカー選手の朝倉 郁斗だと言う事はばれてはいないようだ。


クリスマスツリーに集まるのはカップルばかりで、自分たちの事で一生懸命で気づかないのだ。


スノボやスキーをする時はゴーグルを付けているのでスキー場では誰も分からないらしい。



< 618 / 646 >

この作品をシェア

pagetop