あたしの偽り彼氏




「わかったよ!!」


えっ!!??


「キスすればいいんだろ??」

「高橋君だっけ???貴方なんだか投げやりじゃない…??」

「いや、俺らまだキスしてないから。」

「じゃあちょうどいいね。してみてよ??」


性格悪~
こんな子が学校一のモテ子ってのがショック!!


「南美。」

えっえっ///
肩に///
両肩に恭介の手が///

その時、そっと耳元で…


“ごめん…してもいい??”


顔が!!顔が!!
すごく真剣で///
すごく近くて///

どうしよー////

恥ずかしい!!!


“南美…”


恭介の小声で我に戻れてあたしは小さく頷いた…。


目をつぶって考えることは2つあった。


あたしは…幸せ。


でも恭介は……

迷惑なだけだよね。

最低だよね??

それでも…あたしは幸せだよ。



その瞬間―…



恭介とあたしの唇は重なった…




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