海になったこおりの話
 
そこはまっ暗で

何もなかった

あまりに寒くて

からだの芯まで凍っていた


怖いなんて 思わなかった

だけど 一人ぽっちで

つまらなかった


そこは

おいらの生まれた大切な星

だけど

嫌いで嫌いでたまらなかった

 
 


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