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万里は俺の腕をちょこんと掴んだ。


俺は何でコイツを振ったのか。


理由なんてない。


振る理由なんて。


別にほんとは一緒に居たって構わない。


彼女としてじゃなければ。


万里が俺と居たいと思うなら。


だけど
俺は万里以外にも女が居るから。
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