≪短≫コンクリートの上で
修羅場
「あれ、玲がパン残すなんてめずらしいね。」




教室に帰ったら恵美が言った。




私の腕の中には焼きそばパンとカレーパンとお弁当箱。





『お弁当食べたからお腹いっぱい。』





「それ玲のお弁当?」





ピンクの可愛いお弁当箱を指さして恵美が聞いた。






『ちがうよ~。そう言えば、泰田 誠って何組?』






「えっと確か4組。あんまり関わらない方がいいよ。」






恵美が心配そうに言った。




もう関わってるんだけどね。

























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