サクラ Truth




「んっ!ふぅ、んぅ」


やめてよ・・・


キスしないでよ・・・


ドンッ―



「私のこと好きではないなら、キスなんかしないでよっ!」


朔耶を押して出てきた言葉をそれだった。


ん?待てよ?


その言葉・・・


まるで、私が南大寺さんのことすきみたいな言い方じゃないの?


は、はずかしいっ!


そのまま走り去った。


遠くで、名を呼ばれた気がした。


それでも、ひたすら走った。


私、南大寺さんのこと好きなのっ!?



< 69 / 87 >

この作品をシェア

pagetop