もう泣かないで
第一章

出会い

急に雨が降りだした。


「どうしょう?今日は傘を来て持ってないし。」 



私は昇降口で空を見上げた。


駅まで走って行くしかないかな?



と思った私に、傘をさしかけてくれた人がいた。



「良かったら駅まで一緒に行こう。」



私は誰なの?



と思い顔を見上げた。



彼は同じクラスの池田君だ。


「ありがとう。」



私はお礼を言い傘に、入れてもらう事にした。


駅までは10分くらいかかる。


色々な話をしながら二人で歩いた。



中学校が一緒だった事や、


今も同じ写真部なのに



あまり顔を会わさない話をした。



彼は見た目より話安い人だ


と私は感じた。



駅に着いた私たちはベンチに座り、



又しばらくの間話しをした。


楽しくていつまでも、こうしていたかった。



だけど電車が来てしまい、


私たちは、逆方向の電車に乗り別れた。




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