もう泣かないで
久しぶりの私からの電話に、村松君は喜んでいた。



「僕は山とか苦手だけど

夏海と一緒なら楽しいだろうな。」



「大丈夫だよそんなに高くない山だし、

 途中までバスで行くからね。」



「楽しみだな朝迎えに行く
から待ってて。」



どうしょう?こんなに楽しみにしてくれてるのに、



私は彼に、残酷な事を言おうとしている。



その時神様が、



きっと私に罰を、与えるだろうと思った。



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