悪魔なお前のせぇで、俺は一生恋人が出来ないままだ!



ラムも黙りこんでしまいました。



「そこでラムちゃんに頼みたいのよ」



美沙っちが、なんとなく気まずい空気を感じたのか、話をきりだしてくれたのです。



「ラムちゃん、お兄さんに彼女とかいるのかなぁ。ラムちゃんのお兄さん、結構女の子に人気がありますから、ゆいちゃん心配してて」



ゆいちゃんはまたうつむいてしまいました。



「なんとか、彼女がいるかどうかだけ教えてほしいの。ね、ゆいちゃん」



ラムにしか出来ないお願い、たしかにそうですね。



「わかりました、なんとか聞き出してみますね?」



ラムは出来る限りの笑顔を2人に見せました。



「本当ですか、ラムさん!?」



「うん、頑張ってみます」



「ありがとうございます!」



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