幼なじみが恋人


学校から帰った私は、一人で家のリビングにいる。


シュウのいない部屋は広いし寂しいと感じる。


いつからあたしはこんなに寂しがりやになったんだろう。


ううん、違う。


あたしが今まで気付かなかっただけなのかもしれない。


いつも隣にシュウがいてくれたから分からなかっただけなんだ。


シュウが側にいるのが当たり前になっていたから。


シュウがいてくれたから寂しいって思う事がなかったって事に今更ながら気づく。


シュウは用がない限り、私に寂しさを感じさせないほど側にいてくれた。


私は膝を抱えて、ソファーに座る。


シュウがいるわけでも、来るわけでもないのに一人分無意識にあけて。


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