♥兄恋♥
「乃・・・愛・・・?」
あたしは頬に涙が伝うのがわかった。
耐えきれなくて部屋に走った。
しばらくすると、足音がして部屋の前で止まった。
「乃愛。入っていいか?」
「・・・・」
「入るぞ。」
「なんだよ・・・乃愛が無理って言ったから・・・」
「そうだよね・・・あたし、聖司のはなし受けるや。」
「乃愛・・・」
「ごめんね?遼・・・心配かけて・・・」
「もう・・・泣くな。」
「・・・うん。」