せんせいは15才
◆3◆

敦詞

漣学院高等部キャンパス


放課後----------



私と敦詞(あつし)は、キャンパスのベンチで並んでアイスを食べていた。




敦詞が、「おごってやる!」って強引に。




今日も、あとでマンツーマンレッスンが待っている。
ようやく三日たったけど、毎日って・・大変だ。




黒崎によると、
私の実力レベルは中学校2年レベルで止まっているから、
毎日勉強しないと、一ヶ月で仕上げるのは難しいらしい。。




毎日、中学校向けの問題集をといて。
学力上での<中学校卒業>を目指すんだって。




なんだか毎日、自分のバカさ加減を
認識しているかんじ。



もちろん、夜遊びなんてできるわけもなく。



毎日勉強してるんだから



【超健全女子高生】ってかんじ?




「アイス、おいし。なんか癒される。ありがと」





「勉強どうよ」





敦詞は、チョコモナカをかじりつつ
私を覗き込みながらいった。





「大変だよ・・。毎日勉強するなんて」





「毎日だと!??」





「うん。」






「毎日あの<メガネヤロウ>を
かずいの部屋に入れてんのか!??」





「・・うん?」




「なんだと・・・」




敦詞は、何かを考えるように夢中でモナカをかじっていたが、





突然思い立ったように立ち上がり。





「おまえ・・あいつに狙われてるんじゃねえの?



そんな・・密室で!!なにが起こるかわかんねえだろうがっ」


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