I.MY.ME....
つまずく日々
oceanにもようやく慣れてきた頃、私はオーナーに呼び出された。


自分でも分かってるよ、お客さんが誰も付いてないのは。

だって、一応ノルマがあるのも分かってる。

でもしないだけ。


今月は時給を100円下げられてしまった。

『ヘルプとしては、十分他の女の子達より頑張ってくれてるのは知ってるから。ナッちゃんが教えてくれたんで、その分のバックは付けとくね。』


『ありがとうございます。』



ナッチャンって人はoceanの女の子の中で一番年上の女の人。
頼れる人。

てゆーよりも、みんなからはママ的存在なのかも。







『ナツミさん、ありがとうございます、おかげでバック貰っちゃいました。』

まだナッチャンて言うのがコワくて、きちんと言った。



『あぁ、だって頑張ってしてくれてるからさっ。よかったやん。』


ナツミさん、今日は何だか機嫌が良さそうだな。

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