BLACK GAME
第一部
ひんやりとした空気が月をなであげていく。


しーんとした古い洋館に1人ぼっちでボケーっと突っ立っている人がいる。


それが自分。


ここは夢の中。


最近買ったゲームのせいかそのゲームのような夢を良く見る。(今のところ2回連続)


ゾンビが自分を襲う夢で初めのうちは飛び起きるくらいだったのに今はもう慣れた。


慣れとは恐ろしいな。


世界がうっすらとぼやけかかってきた。


もう朝なのだろう。


「ちら」っと時計を見ると6時51分だった。


そろそろ学校の支度をしなければ…


寝ぼけなまこを擦りながら自分はベッドから下りた。


現実世界では自分は中学校2年…中2だ。


中弛みの2年生…(街道)






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