証-貴方が残したもの-

■□miyu□■


………うん。


絶対に和樹君のこと
あたし知ってる。

でも何で
知ってるんだろ…


ジーっと見ていた
あたしの視線に気づいたのか
和樹君がこっちを
チラッと見た。



「………何?」

こう言ってあたしの顔を
と言うか、目をずっと
見てる。

「えーっと…特に何も…」
「……ふーん。」


素っ気ない和樹君の返事。
暗い人なのかなぁ…

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