赤い糸

誰か俺に気付いてくれ!!!!







真琴ちゃんは一命を取り止めた。


今は普通に歩いている。


「ねぇ、あっち行こう?」


「うん」


手を繋いで、ロータリーを歩く。


その光景をおじさんとおばさんは微笑みながら見守っている。


「お似合いね、」


花屋のおばちゃんが声をかけてきた。


「ふふ…だって、草ちゃん」


「照れるね」


「ふふふ…♪」







切ろうとしたって、ムダなの。

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