梟~幼少編~
「文悦~~~~~」
「兄さん~~」

一時入院を終えた翼飛は梟悦を連れて帰宅しようとしていた。
梟悦は弟文悦と手を取り合って別れを惜しんでいた。

「先生。文悦をよろしくね。文悦泣かすなよ!」

梟悦は秦を見上げて言った。

「生意気なこと言うな」

翼飛は梟悦の頭に拳骨した。

「あー体罰!!」
「うるせー。ここは学校じゃありませーん」

そのやり取りを見ていた秦はフッと笑って梟悦の頭に手をやった。

「文悦は僕が責任を持って預かるよ。梟悦いつでも遊びにおいで」

こうして翼飛一行は家路へ。
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