運命の赤い糸
~麗華side~

ガラガラッ

美「麗華!お願い!」


 「へ!?」


真美がいきなり話しかけてきたから、ちょっとぬけた声を出してしまった!


美「お願い!麗華~化粧が!」

 「え?化粧?・・・って、うわ!なにその顔・・・」


真美の顔は化粧が少し落ちていてマスカラがのびている。

親友だから一応声には出せないけど・・・顔がやばい!


美「だからその顔直して~・・・」

 「えっ、あ、わかった。そこ座って?」

美「ありがと~っ!命の恩人!」

 「まだ何にもやってないし!どんな感じがいいの?」

美「麗華に頼む!センスもいいし化粧もうまいしね?ちなみに成績トップだし・・・」


最後のは無視して真美に似合う色ってなんだろう・・・

オレンジ・・・かな?


 「じゃあオレンジね?絶対動かないでよ?」

美「は~い」



.........

 「ん!できたよ?」

由「すご!なんか真美さっきと別人みたいだよ?」

美「まじ!?麗華、ありがとっ!」


なんか我ながら上出来~

 「なんか今日うまくいった!」

 『麗華!今度私にも教えて!!』

 「いいよ?」.......



私たちはこんな会話を聞いていた人がいるとは思いもしなかった。

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