妹の恋人は姉の彼氏の従弟
同居人と先生

熱がでる

あれ?

あらら…
えっとぉ
ここはどこだろう?

私はぼーっと
天井を見つめてた

目を開けた
視線の先に天井があっただけ
なんだけど

見慣れている天井だと
理解すると
重い布団を持ちあげた

「乗せすぎだっつうの!」

分厚い布団を
足で蹴った

「なんで家にいるんだ?」

部活中にくしゃみをして…
女バスメンバーが走ってて

う~ん
記憶にない

「紫音、起きたの?」

「お姉ちゃん」

部屋に入ってきた姉に
私はほっと息をついた

「良かった
顔色が良くなっている」

「悪かったの?」

「真っ青でガタガタ
震えてたのよ」

「あ、だからこんなに布団が…」

「かけたのは彰吾君だけどね」

あいつなら
やりそうだ

「私は湯たんぽをつくろうか?って
言ったんだけど…
低温火傷がどうのこうのって」

「…で海堂彰吾は?」

「走りに行ってる」

部活後もヤツは
走るのか?

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