【実話】ありがとう…。
付き合い始めて、直ぐに実家で一緒に住み始めたって言ってた。


初めは上手くいってたけど、段々と昼間たかさんが居ないのを良い事にテレクラにハマっていったらしい。


次第に増えていく電話代の請求額。


請求額は月7万…。8万はザラ。


元カノへの愛情もすっかり覚めてしまい、同じ部屋で寝ていたのに、その内に、別々の部屋で寝るようになっていった―‐…。


そして、たかさんも限界が来、別れを切り出す―。


その数週間後、元カノはたかさんの居ない間に出て行った。


多額の電話代の請求額を残して―‐…。





そうしているうちに、食事が運ばれて来る。


「失礼します」



頼んだ物がテーブルに並べられる。

「以上でよろしかったですか?」



「はい」


「たかさん食べよう」


「うん」


食事をしながら他愛もない話をし、あっという間に食べ終わる。



「そろそろ行くか」



「うん」



「お会計は、2480円になります」


お金を支払い外に出る。


「今日はご馳走様!上手かったよ」



「どういたしまして!私の方こそ、ありがとう。パソコン直して貰って」



「じゃあ、送るよ」

そう言い車に乗り込む。


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