【実話】ありがとう…。
「そろそろ出ようっか」

と立ち上がり、支払いを済ませてくれた。


「「マスター、ご馳走様!また来るね。~」」


挨拶をし、車に乗り込んだ。


車を走らせ少しすると、斎藤さんが心配そうに口を開く。


「メールで知り合ったってのが気になるけど、後で泣かないようにしなよ。話はいつでも聞くからさ」



「うん…」


その後、無言のまま家まで送って貰った。


車から降りてドアを閉めようとすると―。


「何かあったらいつでも相談にのるから、連絡しなよ!」

ニッコリ笑い斎藤さんは、帰って行った。



部屋に戻り、考える―‐…。


たかさん…。私達、付き合ってるって思っても良いんだよね…!?

「今、一番大切にしたい女だって思ってる」そう言ってくれたよね。

その言葉…信じて良いんだよね…?


< 22 / 168 >

この作品をシェア

pagetop