【実話】ありがとう…。
最初のうちは、貯金もあったしなんとかなった。


でも…そんなに長くは続かない。



限界だった―‐…。


精神的にも追い詰められていく。


小さな事の積み重ねが、段々嫌になる。


お金の事…。


他に女が居る事…。


もうこれ以上…辛い思いはしたくなかった―‐。






2001年9月13日

決断する。


夜勤明けの日だった為、帰り道たかさんへメールを送る。


―――――――――――

宛先:たかさん
Sb:

今日の夜、時間作れないかな?
大事な話があるの…。
遅くなってもいいから連絡下さい。

―――――――――――

返信は直ぐに返って来た。


―――――――――――

差出人:たかさん
Sb:

体の調子が良くないんだ。
大事な話なんだろう?
わかった。
時間作って連絡する。

―――――――――――

家に帰り、シャワーを浴びて眠りにつく。






~夕方~

目が覚め、時計を見ると5時40分。


「もう、こんな時間かぁ」


携帯をチェックするが、連絡は来ていない。


「はぁ」

と海よりも深いため息をつく。


何だか落ち着かないし、時間はどんどん進んでいく。


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