FIVE STAR
――
「なー美優ー」
「何ー?」
私たちはコンビニの袋を持って公園のベンチに座っていた。
「今の仕事、楽しー?」
春樹は夜空を見上げて言った。
「うん、楽しいよ。いっぱい友達出来たし…」
「そっか。もう1ヶ月も経つんだもんなー」
私はいつしか春樹の月夜に照らされる横顔に見とれていた。
「美優はさ、ずっと俺たちの仲間だからな」
ニッと春樹は笑った。
「…」
ねぇ、春樹。
私、あなたのことが好きです。