くらげ
2vs4
ピリリッ ピリリッ ピリリッ …

(うーん… 誰だよ?こんな時間に電話よこすのは?)

寝ぼけ眼で時計を見ると、そろそろお昼になろうとしていた。

携帯を開くと知らない番号からだった…

「こんにちは!ダイヤモンドガレージの渡瀬ですが…」

(渡瀬…? あっ、中古車屋さんの由美ちゃんだ)

「ランエボの件なんですけど、今、欲しいってお客様がみえてるんですよ…城島さん、どうしますか?」

「あっ、買います!お金、何とかなったから…」

「そうですか!よかった〜実を言うと、私、城島さんに買って欲しかったんですよ〜、だって、絶対お似合いですもん!」

(惚れてまうやろ〜!w)

「また後でお電話しますね! 一旦、失礼します!」


元気な子だなぁ…

そんな事を思いながらコーヒーをいれてると、また、由美ちゃんから電話が来た。

車庫証明の事や、印鑑証明の事など、必要書類の話しをして、電話を切った。
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