おかんの手料理 ~7人のハチャメチャ物語~
「いいよ。潰して。さぁ、早く。粉々にしてみなよ。ホラ」

 私は、カラダを突き出した。



 そうめんマンはなぜか、驚いている。


「何やってんの?ホラ、早く」

「…ぜだ?」

「はい?」  

 そうめんマンが何て言ったか分からず、聞き返した。

「なぜだ!なぜ、そんなことができるんだ?恐くないのか?」

「全然」

 私は平然とした態度で答える。




「じゃあ、やってやろう」

「どうぞ」




 
 そうめんマンは、分身した。

 そして私を囲った。



 ぐるっと一周見渡す。

 どれが本物か分からない。

 でも、そんなの私には関係ない。

 どうせ、目は覚めるんだ。




「うぉりゃぁぁぁぁぁーーーーーー!!!」


 私に襲い掛かってくる。
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