白衣の先生
~2人の関係~
「安藤……安藤……大丈夫やで……」



優しい声が耳に届き、うっすらと目を開ける。



「先生……?」



私が寝ているベッドに腰掛けた先生は、私の頭を優しく撫でる。



「大丈夫やで……な?」



目を細める先生に、胸がキュンと切ない痛みを残す。



「そない顔したらアカンで。ここでリフレッシュしてから教室戻らんとな」



そう言いながら立ち上がると、先生は困ったように振り向いた。



「白衣掴むなんて、かわい子ちゃんやな」



ハハハと笑われ、顔がかぁっと熱くなる



「すみません……」



「かまへんよ。安藤が寝てる時から掴まれてたしな」



恥ずかしい……



私、ずっと先生の白衣掴んでたんだ……



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