シィ君のサンタクロース
筋肉質な胸板が見えて、昨夜のことを思い出す。


この胸に抱かれたんだ……って考えると、体が熱くなる。


わたしは慌てて頭の中の妄想をかき消した。


シィ君はそんなわたしを不思議そうな目で見つめている。



シィ君の前髪、寝癖でピョンって跳ねてる。


うわ……なんか可愛いよぉ……。

ナデナデしたい。


なんてのんきに考えてる場合じゃない!

起き上がったシィ君に毛布をひっぱられ、肌をさらしそうになる。


慌てて、自分の体に巻きつけた。




そんな様子に、シィ君はクスクス笑ってた。


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