クリスマスの甘い約束
約束よりも早く




「良嘉!!いい加減に起きなさい!!」



「んんー、わかってるよぉ…後、5分」



「今日は大切な用事があったんじゃないの?」



その言葉を聞いて、私はガバッと起き上がった



そうだ!!実花子!!



時計を見たら、私は絶叫した




「ほげぇぇぇぇぇぇ!?もう10時!?なんで起こしてくれなかったの?!」



「何度も起こしたわよ。なのに馬鹿娘が起きないのが悪いんでしょう?」



母親の言葉なんて聞く気がなく、私はすぐさま家を出る用意をした



今日はクリスマス前のバーゲン



何日も前から実花子と計画してたのに、なんで本番になるといっつも失敗かな?



小さいころからそう



遠足の前に熱を出すし、発表会では気絶、受験ではお腹壊して…



私って本当に神経質…



じゃなくて、思い出に浸ってる場合じゃない



早く、行かなくてはっと…



「ほげぇぇぇぇぇぇ!!」



ドスッ




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