DEATH TIME Ⅱ




「和磨・・・」


和磨は私がいる事に驚いたみたいだ。


そりゃそうだよね。


まさかここに私が居るとか思わないよね。


私はあなたにとって都合のいい女だもんね。


「よ、よぉ。
美佳・・・生きてたんだな」


和磨は良かったと言って私に近づいて来る。


そして私を抱きしめようとした和磨の手を叩いた。


パンッ


乾いた音が部屋に響いた。










.
< 77 / 86 >

この作品をシェア

pagetop