短い恋、大きな愛
最愛の人

魔界の屋敷から、人間界の屋敷に戻った。前と同じ離れに美弥との生活が再スタートした。





『秀長さん。』

部屋の外にダンボールなどを出していると、義母が声をかけてきた。

『何でしょうか?』

『お父様がお呼びですよ。』

『わかりました』

すぐに父の部屋に向かった。






『帰ってきたら、挨拶ぐらいしなさい。』

部屋に入るなり父に言われた。

『すみません。で、話は?』

早く話を終わらせないと、片付けが夕方までに終わらない。

『秀長に縁談が来てる。』

『縁談?』

冗談だろ?

俺には、美弥が……でも付き合ってる訳じゃあないが…俺にとって最愛の人だ…

『九条五月さんだ。知っているだろ?こないだまで同じ学校だったから。』

九条…中級の家だな……学校に居たっけ?




あっ…思い出した…五大貴族のファンクラブ会長のうざいやつだ…

『その縁談お断りします。』
< 39 / 56 >

この作品をシェア

pagetop