エンジェルデビル
派手な音を立てて風牙が乗り込んだのは、十階の会議室のような部屋。
元は綺麗に椅子や机が置かれていたのだろうが、今は悪魔達によって目茶苦茶だ。所々に血のようなものも飛び散っている。
そして、急に入って来た風牙に悪魔達は明らかに動揺していた。
「な、何だ!お前は!?」
風牙は悪魔の質問には答えず、部屋を見回した。
悪魔の数は大体三十ほど。皆、得体の知れない風牙とある低度の距離を取ってこちらを睨み付けている。
< 124 / 152 >

この作品をシェア

pagetop