【短】クリスマスプレゼントは。

そんな時。


――ピーンポーンっ。


チャイムが鳴った。


もう、誰だよ。


私は、傷ついてるの。

傷を癒やしたいんです。


――ピーンポーンピーンポーン。


「うっさい…。」


私は言った。


「あーおーいーっ!!!」


ドア越しに

めっちゃ、私の名前を叫ばれた。


近所、迷惑ですよ。


「…光輝か。」


結局、

ずっと入っていたベッドから出て。

渋々、玄関に向かう。


「寒いんだよっ。早く開けてー!!」


光輝が言った。


訪問してきたのは、そっちだろっ!?


――ガチャっ…。

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