猫姫×猫男達のアブナイ日常

成宮 海事情

あいつがいるような気がしたからここへ足を運んだ。

人気のない中庭。


「うーちゃん。」

突然呼ばれて振り返った。声の主は顔を見なくてもわかる。
俺の事を『うーちゃん』と呼ぶのは一人しかいない。     クレナイ
「久しぶりだな。紅。」


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