いつまでも

告白

夏休みの間は、ずっと、叔父さんの家に泊まる事にした私は、毎日、大岩の所へ行き窃娜と源と色々な話をした。
「そういえば、明日、花火大会があるんだ。楓も一緒に行かない？」
と窃娜が私に聞いた。私は、もちろん笑顔で「行く」と答えた。
そして、次の日、早めに待ち合わせした大岩の所に行くと、二人はもう来ていた。
「あれ？浴衣じゃねーのか？」
と源はニヤケながら私に聞いた。
「持って来てないのよ。花火あるって分かってたら、持って来たんだけどなぁ…。」と残念そうに答えると、窃娜が私に
「来年の楽しみにしとくよ。楓は、きっと浴衣似合うよね。来年が楽しみ」
って照れも無く言った。言われた私の方が照れてしまった…。