時は江戸…

ナミダの告白【歳三】

「…かえれよ……」



「やだ……よ」





まっすぐに

オレを見て



ナミダを

流す



放っておいたら

いくらでも

いつまででも

流れ続けそうな

ナミダ



マヤの

ナミダ





オレは

コイツの

笑顔を

守りたかったんじゃ

ねぇの…?



なのに



コイツから

笑顔を奪ってるのは

この

オレ…




オレは

間違ってるのか



コイツは



誰のために

この

ナミダを流してんだ…



コイツは



どんな気持ちで

この

なにより

純粋なナミダを

流してんだよ…
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