時は江戸…
「ええ その人が初恋だったのかな? すっごく好きになっちゃってね でも3人のこのグループを壊したくなくて 辛くなるときもたくさんあったのに自分の気持ちに嘘ついて ずっと隠してたの それでね」

お姉ちゃんが急に寂しそうな顔になった

「それで… どうしたの?」

あたしは日本昔話を聞くみたいになってた

だから

お姉ちゃんがどんな気持ちでこの話をしてたのか

全然気付いてなかった

「死んじゃった…」

「えっ?」

「死んじゃったんだ 二人とも 拓海も由宇も… 二人ね幕府で働いてる人だったんだけどね 事故だったのかな? そんな言葉で片付けたくないけど でも、そう割り切るしかないんだと思うの おじいちゃん 幕府の偉い人でしょ? おじいちゃんのこと狙ってた人からおじいちゃん守って 死んじゃったの」
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