トゥルー ラブ
私は家に着くなり自分の部屋へ駆け込み、携帯と充電器をつなぐと、電源を入れた


-プルルルル プルルルル-


「もしもし?愛歌!」


「巴・・・ごめん。お母さんから聞いた!」


「もぉ〜!かなり心配したよ!」


「本当、ごめん。ありがとう。」


「声・・・少し元気になったね。」


巴は前と何の変わりもなく接してくれる


そんな巴の優しさに触れ、涙が溢れ落ちた


そんな巴の大きさに触れ、心が少しラクになった


(巴、ありがとう)


(私、もう少し素直になるよ)


(巴の前では、素直になれる気がする・・・)


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