うさぴょん号発進せよ
「しょれでは、最初から説明するでち。
…君のご両親が、ウチの社員と逃亡ちたんでち。で、今現在もしょの行方を追ってるでち。
ご両親が保証人だったことは、知ってるでちか?」

「あ、はい。それは…」

「うむ。ちょの借金を作った張本人でちが、しょちらも既に逃亡ちてて、現在も行方知れずになってるでち。
だから保証人だった君のご両親に、代わりに支払ってもらうことになったんでちが…」

ここで船長は、一旦言葉を切った。

「ちょちらも逃亡したとなると、借金を支払う権利は自然と、ちょの子供に掛かってくるんでち。この星の法律ではちょうなってるでち。
但し、未成年にはしょの権利はないでち。人間の成人年齢だと、18歳以上でちね。
…確か君の年齢は?」

「あ、21です」

「うむ。ちょうちゅると、やはり君に権利が移ることになるでち。
ちかち、君はまだ学生でちから、返済能力は皆無でち。
一応、君の現在住んでいる家などの不動産も、担保に入ることにはなるでちが、ちょれだけでは、全額を返済することは不可能なんでち。
でも借金の額が額でちから、こちらとしても払ってもらわないと困るでち」

「はあ」

「というわけで、君も『担保の一部』という形で、差し押さえられることになるんでち」

一瞬の間が開く。トヲルは途中から、船長が何を言おうとしているのかが解らず、戸惑っていた。

「え…あの、それってどういう…?」

「即ち、今日から君をこの船に、拘束することになったでち」
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